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フジテレビドラマ「SUITS」スーツは成功するか?

フジテレビで10月8日(月曜日)夜9時からはじまる話題作「SUITS」(スーツ)はアメリカの人気テレビドラマのリメイクです。

フジテレビ「SUITS」公式サイト

フジテレビでは夏期の「グッドドクター」で平均視聴率11.2%(最高視聴率13%)と近年のフジテレビのドラマ不振のなかでは大成功に終わりました。

「グッドドクター」は韓国ドラマのリメイクで、アメリカでもABCがドラマ化してIMDbで8.4ポイントの高得点を獲得しています。

リメイクは放送権利獲得に高いハードルがいくつもあり、人気作だから日本でリメイクしたいと思ってもそう簡単には制作できない仕組みとなっています。

今回フジテレビが放送制作権を獲得するにあたって、何年も交渉してやっと承認を得られました。
それだけに、今作はフジテレビ内でも相当力を入れています。

日本のドラマの悪い癖

30代以下の若い方には「東京ラブストーリー」という平成初期のドラマはなじみがないと思います。

それなのに、今回の主演はフジテレビで数々のヒット作を飛ばした織田裕二を起用し、その上司役に鈴木保奈美を起用しました。

バブル世代以上にしかわからない「東京ラブストーリー」コンビです。

一生懸命権利を獲得したのだから余計なことはしなければいいのにそこはやはりフジテレビ。

あれこれ詰め込んで失敗しそうな予感がします。

ジャニーズを起用しなければならないこと、人気のあるタレントを起用しなければならないこと、話題性のある俳優を起用したいことというテレビ局の都合がどれだけ目の肥えた視聴者にうけいれられるのでしょう?演技力でもアメリカの俳優とは比較にならないのでいくら番宣してもアメリカ版のような人気にはならないと思います。

「カメラを止めるな」が大成功したのも、テレビ局の都合とは無縁の方法が受け入れられたからではないでしょうか?

そろそろ実力で配役された日本のドラマを作ってもらいたいものです。

アメリカ版「SUTS」あらすじ

ハーヴィー・スペクター(織田裕二)はニューヨークのマンハッタン(東京)にある弁護士事務所「ピアソン・ハードマン」(幸村・上杉法律事務所)で働く敏腕弁護士。
この弁護士事務所の所長ジェシカ・ピアソン(鈴木保奈美)はハーヴィーにアソシエイトを育成するように命令される。
仕方なく面接をすることにしたハーヴィーだが、アソシエイトを採用する気はない。
そのころ、一度見たことはすべて記憶できるという才能をもったマイク・ロス(中島裕翔)は祖母の介護に200万ドルが必要になり、悪友のトレヴァー・エヴァンス(磯村勇斗)からマリファナの取引を請け負って取引先のホテルへ向かう。
マイクが取引場所の部屋に行くと刑事と思われる人物がドアの前にいたので一般客のふりをしてやり過ごす。
しかし、感づかれたと思ったマイクは非常階段を使って逃走。
ちょうどハーヴィーが面接をしていた会場にマイクが乱入。
面接にきたと思った受付のドナ・ポールセン(中村アン)はマイクを通してしまう。
ハーヴィーの質問に的確に答えるマイクを気に入ったハーヴィーだが、マイクが持っていたマリファナが入ったアタッシュケースが開いてしまい、マイクはハーヴィーに正体をバラすことになる。
マイクはハーバードのロースクールに通うほどの頭脳を持っていたが、小遣い稼ぎでテストの替え玉をやっていたことがバレて退学になった過去をもっていた。
事情はどうあれマイクの才能を買ったハーヴィーはマイクをアソシエイトとして採用するが、事務所にはマイクの経歴は秘密。
弁護士資格を持たないだけでなく、卒業もしていないマイクが弁護士活動をすることは犯罪行為。
ハーヴィーはそれでもマイクを自分の部下としてマイクとともに難事件を解決していく。

さいごに

フジテレビで放送される「SUITS」はアメリカ版のシーズン1を原作としています。

アメリカと日本ではいろいろ事情も違うのでどうアレンジするか?
アメリカ版は1話完結で、マイクの秘密がシーズンを通して秘密であることが次のシーズンへと引き継がれます。

フジテレビ版「SUITS」は今季のみなので、マイクの秘密の扱いを最終回までにどう処理するにか?がある意味見どころかもしれません。

原作通りにリメイクすれば面白くなるはずですが、どれほど改悪してしまうかで視聴率が左右されそうです。

 

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